私地獄

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大人になった今だからこそ見たかった!「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」

先日、「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」を見てきた。ので、感想を。ところどころ、ちょっとだけネタバレしてます。

 

祝日で仕事のない日に親子連れに囲まれながら一人でポケモンを見て、号泣するアラサーの図は確かにヤバい。でもいいんだ……本当にポケモンは最高。ポケモンのある幼少期を過ごせてよかった。今でも思い出しただけで、ちょっと泣きそうになる……ピカチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!

映画を見た直後なんて最悪で、黄色いを見るだけで鼻の奥をツーンとさせていました。馬鹿すぎる……。

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「3回泣いた!」「5回泣いた!」なんて感想を目撃する中で、私なんて映画前の「ポッ拳 DX」のCMでちょっとウルっとしてたもんね!!!そりゃ終始泣き続けますよね。汗を拭くために持参したタオルだったのですが、この日一番「タオル持っててよかった……!」と思った瞬間は映画を見終えた時だった。タオルの湿り気はほぼ涙のせい。

 

見終えた後、そりゃこうなりますやん……。 

 

私が小学生の頃、朝はおはスタ、放課後は公園に集まってみんなでポケモン、家に帰れば弟とポケモン、火曜夜(ポリゴン現象が原因で一時休止され、途中から木曜夜になった)はアニメのポケモン……という日々を過ごしていた。友達ができたきっかけがポケモンだったこともあったし、小学校低学年だった頃の話題といえばポケモンだった。「目指せ!ポケモンマスター」の8cmCD(短冊形の長細い奴ね)も買ったし、イマクニ?の歌う「ポケモン言えるかな?」は未だに全部ソラで歌える。

そういえば、「目指せ!ポケモンマスター」のジャケットがピカチュウのステッカーになっているんだけど、このステッカーがスポンジを使用したものとまっ平なものがあって、どうしてもスポンジ製の立体感とふわふわ感があるシールの方が欲しくてちょっと遠いイトーヨーカドーまで連れていってもらったんだよねー!あーなつかしい……。

めざせポケモンマスター/ひゃくごじゅういち

めざせポケモンマスター/ひゃくごじゅういち

 

小さな頃の記憶というのは、曖昧ですぐに忘れてしまうね。でもこの映画を通して、ポケモンが教えてくれたワクワク、キラキラ、忘れていたけどきちんと記憶の奥底に眠っていた思い出が、全て思い起こされた。「レベル100にする裏技を高学年のお兄ちゃんに教えてもらったなあ」とか「裏技使ってミュウをコピーして、友達からもらったなあ」とか、どうでもいいことすら思い出した。

 

「子どもが多いのかな?ちょっとうるさかったら嫌だな」と思ったけど、同年代くらいの方々の姿もちらほら。肝心の子どもたちも、思っていた以上に静かだった。5歳くらいの子たちなのかなあ?いい子だねえ。というか、2時間という長時間これだけ大勢の子どもが静かに見させることのできるポケモンはすごいのかな。
「今のポケモン、よくわからないしなあ」とも思った。でも、初代を知っている人(親世代ですよね……。)も、新しいポケモンしか知らない層(子ども世代)も、どこからポケモンを知っても楽しめるような構造になっていて本当にすごい。

子どもから見ると、正義と悪との対立、友情と勝利みたいな子どもが夢中になる要素がちりばめられていた。大人になってみると、懐かしさを感じながらも登場人物の心の動き、サトシとピカチュウがどのように本当のパートナーになっていくのかが分かるような仕上がり具合。すごい。めちゃくちゃすごい!!!

 

「タケシとカスミが出てこないのはどうなんだ」みたいな声を聞くこともあるけど、ここはきちんと子ども用のアニメーション映画に根差しているというか。多分全て初期アニメのままだったら、子どもが楽しめる作品にならなかったのでは?と思う。
主要登場キャラクターは、男勝りな女の子の「マコト」とポケモン博士を目指す「ソウジ」の2人。このマコトのビジュアルと男勝りな性格が、現在のジェンダーに対する認識をきちんと反映しているっぽくていい……。ソウジもポケモン思いで、優しくていい子なのよ……声優、本郷奏多くんだしさ。キャラもきちんと立っていて、映画内だけの登場人物にしておくにはもったいないくらい。

マコトはポッチャマ、ソウジはルカリオをパートナーにしていたんだけど、ダイアモンド・パールが親子でポケモンを楽しむための境界線だったりするんでしょうか?この辺りは謎です。

 

あとなんといってもピカチュウってすごいな。不動のかわいさ。なんであんなに可愛いんだろうな。泣いても怒っても弱っててもかわいくない瞬間がない。どういうことなの。
余談ですが、桜木町で毎年参加されている「ピカチュウ大量発生チュウ」に今年だけ参加できそうになく、本当に本当に悲しい気持ちでいる……今年で4年連続参加だったのに。オーストラリアに行くので、カンガルーで代用しようか。黄色っぽいし、なんか耳の感じが似てるから。

www.pokemon.co.jp


本編は、20周年ということもあり、テレビシリーズのリメイク要素と本編オリジナル要素で構成され、主題としてサトシとピカチュウが本当のパートナーになるまでの様子を描かれています。


【公式】劇場版ポケットモンスター キミにきめた!予告1

あらすじはこんな感じらしい。 

あなたは知っていますか? ふたりの出会いを――。
今や最高のパートナーのサトシとピカチュウ
実はその出会いはサイアクだった!
サトシの言うことを聞かないピカチュウと、
ピカチュウと仲良くなりたい不器用なサトシ。
ふたりは本当のパートナーになることができるのか?
マサラタウンを旅立つ日、
空を飛ぶホウオウを見上げたふたりは誓った。
「いつか一緒に、あいつに会いに行こうぜ!」
光輝く虹色の羽根に導かれ、今、ふたりの冒険が始まる!

 引用:ポケットモンスターオフィシャルサイト内映画ページより

 そうなんだよね~赤緑から金銀まで、噂では「もうすぐ!」ってずっと言われていたんだけど、なかなか出なくて。今調べたら3年もかかっていたみたいだ。子どもの頃の3年ってめちゃくちゃ長いんだよね。その間によくわからない攻略本か情報誌かで「ホウオウっていう新しい伝説のポケモンが次が出るらしい」っていう情報を幼馴染やクラスのみんなで共有したりして。

「あいつ」と呼んでいる点から、サトシもピカチュウとホウオウを見かけた時、どのようなポケモンか知らなかったようだし、当時の自分と見事にリンク!金銀の発売を物凄く楽しみにしていて、予約して発売当日に買ってもらったんだよね~私は金、弟は銀だった。今思い出しても、一番思い入れのあるシリーズかもしれない。

今の子どもからすると、「なんでサトシとピカチュウって仲がいいの?」とか「ピカチュウって、どうしてモンスターボールに入らないの?」とか、不思議に思うはずなんですよ。生まれた頃からあるアニメだっただろうし、2人はずっとパートナーだったから。当然だけど、このあらすじからもあくまで子ども向けであることがよくわかる。子どもって、あの映画を見てどういう感想を持つんだろう。調べる術がないんだけど……。


また、サトシの手持ちのポケモンヒトカゲキャタピーで、この辺りは放送当初アニメを意識していたのかなあと勝手に思ってます。アニメ版の神回と言えば、この2匹のポケモンが出てくる回は外せないと思っていて。ヒトカゲを通じてのライバル・クロスとの対立と成長、そして今回の主要メンバーであるマコトとソウジのやりとりと見えてくる各キャラクターの人間性が、本当に素晴らしい。ヒトカゲもつるっとしていてかわいいよねえ。え?キャタピーキャタピーと言えば、もう決まってるじゃん。私はここでも泣いた。
子どもの頃見たアニメなんて細部まで覚えられないけど、「ここで感動した!」「この時のあのポケモンがかっこよかった!」みたいな共通の認識は確かにあって、いい塩梅でぎゅっと凝縮されていたように思う。一気に思い出したよ!私がポケモンを大好きだった頃のこと。

 

中盤までサトシが人やポケモンと出会っていく様子が中心として展開していき、全く飽きずに「あ~懐かしいなあ」なんて思いながら楽しめたけど、今回の劇場版で描きたかったのはなんといっても最後の最後でのサトシとピカチュウのやり取りでしょう。もう、ここのシーンを見るために1800円払ったと言ってもいいじゃないかな。「ミュウツーの逆襲」でも石化したサトシとピカチュウとのやり取りは涙なしでは語れませんが、その当時の感情をあっさり超えている。過去の記憶を呼びお越しながら見ていた前半部分と同じ構図であるにも関わらず、この最後のシーンに至るまでサトシとピカチュウの関係性は大きく変化してるんですよね。もう劇場版に関わる全ての大人達が全力で泣かせにかかってくる。アレは駄目だよ。ズルい。反則だ。泣くに決まっているでしょう!あ~~~~~~~~~~ピカチュウ~~~~~~~~私も仕事も転職活動も投げ出して、一緒に旅に出たいよ~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

白黒のゲームだった赤緑版からアニメになって、話をしたり動いたりするポケモンに、すごくワクワクしたことを覚えている。放送される時間まで待ち遠しくて仕方がなかった。躍動感あふれるバトルのシーンでポケモンが技を繰り出したとき、「こんな動きをするのか!すごい!」と感動したこともある。

今回の劇場版を見ながら、大人の視点を持ちつつもポケモンが大好きだったあの頃と変わらずに楽しむことができたのは、当時熱中した思い出があったからこそ。劇中のBGMも歴代のポケモンシリーズのアレンジだったんだよね。ゲームをしていた時は意識して聞いていたわけじゃなかったんだけど、全部わかった。記憶と音楽の親和性よ……。


劇場版ポケットモンスター キミにきめた!「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」

気が付くと私は大人になっていて、ポケモンを好きだった頃のことなんてすっかり忘れていた。白黒がカラーになり、動くようになったり、主人公を男女選べるようになったり……時代に沿ってゲームそのものが進化し続けている。そしてポケモンのゲームやアニメと一緒に成長してきて、またあの頃に負けないくらいの熱量で感動することができる。20年経ってまだポケモンがあって、大人になった私が映画を見てばかみたいに泣く日がくるなんて、当時の私は考えもしなかった。ポケモン好きでよかったな……。

子どもになってから、そして大人になってからも楽しめた。将来、子どもを産んで、自分の子どもがポケモンを好きになって。親子で一緒に見に行ったら、また新しい楽しみ方ができるんだろうなあ。子が欲しいぜ……恋人すらいないんですけど。


Pokemon - Pocket Ni Fantasy - Full

ポケモンが好きだった子どもが大人になってから聞きたいのは、この曲かな。懐かしい……が、刺さるぜ……。

 

冒頭のシーンで、今回の劇場版のロゴが出てくるんですよね。「キミにきめた!」っていうひらがなとカタカナだけの表記にも子ども目線でぐっとくるんだけど、英語にすると「I Choose You !」になってて。英語、簡単にしかわからないからこの言葉を使う正確なシチュエーションってわからないけど、「I Choose You」というタイトルの楽曲って、ほとんどラブソングなんですよね。あああああああああああああピカチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!

 

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大人になるって素晴らしいな。全然悪くない。子どもの頃、好きなこと・楽しかったことがたくさんあればあるほど、もう一回思い出を掘り返してまた負けないくらいワクワクすることができるんだね。

女の人は、年を取ると用ナシみたいな、人生の負け組みたいな、人として扱われないみたいな、なんか世の中そんな感じで、年を取るのが怖いと思うこともあった。20年経てば、私ももうおばさんだ。年齢はどうすることもできないし、どうしようもない。でももしかしたら、そんなに悪くないのかもしれないな~なんてね。20年後、どうなっているんだろう。ちょっと楽しみ。また40周年でポケモンが見れたらいいなあ。