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私地獄

twitter:@ataso00

婚活パーティーで出会った人とデートしてみたら辛かった

日常

 

タイトルが全てを語っていると言えばそれまでだし、まあそんなたまたま出会った男女がほいほい簡単に上手く行くはずはないのですが、先日婚活パーティーで出会った男性とデートをしてきました。お洒落な立ち飲みイタリアンで。出だしが微妙に村上春樹っぽくなってしまった、アーアーアーアーアー

 

前回の記事の婚活パーティーで、元々お酒が好きなのと、初対面の人と話をするのは慣れているけれどやっぱりどこか苦手で。そして緊張感からかペースにドンドン拍車がかかり近づく尿意。トイレに行ったときに「なんか、旅行の話とか面白かったし、今度飲みに行きましょうよ。」と言ってくれた、彼だった。

婚活パーティー中は話をすることにいっぱいいっぱいで「この人いいな」どころか誰かを苦手だとか合わないなとか人に対して何かしらの感情を抱く余裕もなく、また顔とLINEに登録されている名前が一致しないまま終わったため、彼から連絡が来ても誰だかイマイチわからないままだった。

 

かつて、せっかく誘われた合コンで連絡先を交換することを友人に勧められても「メール嫌いだから」と断り、それどころか親しくない顔見知りに連絡先を聞かれてもなんか面倒臭いしTwitterのDMとかFBのメッセンジャーでいいじゃん?なんなら共通の知り合いを通せばいいじゃん?お互いのLINEを知っていたとしても距離が縮まる訳でもないし?と断っていた……の、で!す!が!!!だから駄目なんですよね、こういうところが。いやいや、分かっているんですよ。彼氏できない理由は出会いがないからとかモテないからじゃねえ!!!私のコミュニケーション能力が劣っているから!!!そして、幼い頃から協調性がなく、一人遊びに特化し、人と普通に関わる方法が未だによくわかってないから!!!ブスだから、っていうのも多少はあるぞ!!!悩み悩んだ挙句、極端な今年から思いつかず婚活パーティーとか行っちゃてさ!どこの馬の骨だかわからねえ男と連絡先も交換するしさ!顔も性格もよく思い出せない男と、やってやろうじゃん!デートって奴をよお!!!つーか誰だ、お前は!!!という気持ちだった。

 

最後にデートをしたのがいつだったのか思い出せないし、そもそも音楽の趣味が一緒ではない男の人と知り合うこと自体が久しぶりだった。女友達だと趣味が同じでなくてもずっと仲良くしていられるのですが、男の人って趣味が同じでなければなんだか仲良くなるのが難しい気がしていて。何を話していいのか、どんな展開で会話を進めていけばいいのか、また何故私を誘ってしまったのか、考えるだけであーもう無理無理。吐きそうになる。

 

日時や場所など、必要最低限だけ連絡をし、無駄な情報を聞いてこないところとか、だんだん言葉が砕けていく感じとか、スタンプや絵文字を過剰に使わない感じとかあっさりしてていいなあ、なんて思っていた。元々人と連絡を取り合うことも距離感を考えることも苦手だったから。

 

平日の仕事終わり、待ち合わせは私の勤務先と彼の勤務先のちょうど真ん中あたり。憂鬱な気持ちとは反比例して着々と待ち合わせ場所へと向かう山の手線。

「もう改札前にいるから、着いたら連絡ちょうだい。」と言われるも顔が思い出せない。更に、待ち合わせ場所はオフィス街であり、改札前は同じようなスーツの人が多い場所。例え顔が思い出せたとしても、見分けられるはずがなかった。

 

ラインでのやり取りが面倒臭くなり、駅着即電話。私の会社は私服OKというかパジャマだろうが水着だろうが許されるようなゆる~い会社。夏場なんてバンドTシャツにタイパンツとビーサンで出勤していました。この日は、ショーパンにニット、カーキのジャケットでカジュアルど真ん中。デート用で男ウケのいい恰好など分からず、迷うなあ、セクシーなの?キュートなの?どっちが好きなの?状態で、とりあえず脚が出ていればいいだろう!ピンクの服とか持ってないし、赤なら大丈夫だろう!なんか気合いの入った女子っぽいし!という根拠のない理由でした。ところで男ウケのいい恰好ってなんなんだ、恰好っていうか自分の好きな部位(乳とかくびれとか)が出ているエロい恰好か?そのようなエロい格好が好きならそれは服装云々ではなくてその人の体つきが好きってことだ。服装は関係ねえ!乳もくびれも無い私は好きな服を着るぞ!!!うおーーー!!!!

 

オフィス街にそんなカジュアル100%な恰好でつっ立っていたもんだからめちゃくちゃ目立つ私。すぐに見つけていただき、顔を見た瞬間「お前か~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と思ったのでした。悲しいことに、顔を見てなんとなくいたことは分かっても、何を話したか一切思い出せないのね。

 

店は良いところを知っているから、とお任せし、連れていかれたのは立ち飲みイタリアン。一般的な女性(丸の内OLみたいな?)評としてどうなのはさっぱりわかりませんが普段、汚いお店ばかりに行っている私からすれば、間接照明に謎の木でできたテーブル、長いカタカナの名前を持つであろう観葉植物、平日7時半にも拘わらず2人の世界に入り込んでいる男女、そして雰囲気を掻き立てるため申し訳程度にかかるジャズ、そのすべてに居心地の悪さを感じられた。しかし、これはデート。デートなんだ。この場に馴染むしかないんだ。初回で汚い店に連れていかれるということは、それは脈がないということだからな。それはそれで悲しいだろう!と、そう自分に言い聞かせ、耐えるしかなかった。

 

そして、私たちは色々な会話をします。ポテトフライやハンバーグ、サラダなどをつまみながら。最近読んだ本、旅行の話、仕事の話、休日に何をしているのか、などです。ビールを飲みながら、そしてたまに微笑みながら。

 

 

でも、話をしているのはほとんど私だけ。ちゃんと質問をしてみても、「俺の話はいいから」と質問を質問で返されるとかはぐらかされるとか。話をちゃんと笑いに落とし込むことも出来たし、沈黙することなく色々なことを話したはずなのに、あの2時間で彼について知れたことはほとんどなかった。会話がキャッチボールだというのなら、私がしっかりと投げたボールを下からふわっと投げるような、そんな感じでした。私達はお互いのことを何も知らないはずで、だからこそ自分の持つ情報をできるだけ均等に出して知り合っていかなきゃならないのに。

いやいや、もっと色々くだらない話をしたかったじゃないですか。近所のタバコ屋の猫が可愛いとか、コンビニスイーツであれが好きとか、子供の頃何歳までサンタクロースを信じていたとか、どんな絵本が好きだったとか、夏は暑くて嫌いだけど冬も寒いから嫌いだよねとかさ〜〜〜とかさ〜とかさ〜〜〜〜〜そういうめっちゃどうでもいい話をさあ〜〜〜ちゃんと真剣に面白おかしくさ〜〜〜〜〜するべきだったじゃん!!!!!!!!!!

 

「好きなものは、最初に食べる?それとも、最後まで残す?」というしょうもない話になった時、『Dr.スランプ アラレちゃん』の登場人物である皿田きのこさんの話をしたんです。あ、因みに私はバランスを考えて計画的に食べて行く派です。ショートケーキのいちごとか🍓ラーメンの味玉とか🍜

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ネタバレになってしまうのですが、皿田家のおやつがマンモスイチゴの乗ったショートケーキだった時、きのこさんがマンモスイチゴを最後まで取っておいたら父親に食べられ、家出をする……というエピソードを話したんですね。

すると、「え、女の子なのに少年漫画を読むの、珍しいよね。」と、おっしゃるのです。

その後も、私が1年弱海外に行っていたことやアフリカも一人で回っていたこと、最近ビルや大きな建物が崩壊していく動画を見るが好きなこと(これは親しくない人に言うべきことではなかったよなあ、と後々反省するのですが)、そのすべてに「女の子なのに、珍しいよね。」「変わってるよね。」と言うんですよね。

【大型建築物爆破&爆破失敗36連発】大爆発音と街を覆いつくす土煙を上げながら轟音を立てて倒壊する大型建築物 爆破失敗に悲鳴を上げて逃げ惑う人々 - YouTube

 

 

女の子なのに、ってなんなんだろう。と私は思うのです。

男ウケのいい恰好も出来ず、お洒落な立ち飲みイタリアンよりも野毛や赤羽にある汚いお店が好きで、サングリアや輪切りのレモンが刺さっているようなカクテルよりもビールと日本酒で、『君に届け』や『orange』よりも鳥山明井上雄彦が好きで、ヨーロッパよりもインドやアフリカの方が好きで。多少の自覚はあるけれど、私は確かに女の子らしくはないし、女性らしさという点において周囲よりも格段に劣っているとは思う。そして、世間やこの人が思い描くような女性らしく振舞うことや女性らしく控えめにいることを出来るだけサボり、女性的なものを全て遠ざけて生きてきたような気もする。だから贅沢なほどの女性扱いを受けた時、どのように対処すればわからない。窮屈で仕方ない。でも、別にちゃんと男性が好きだし自分の性別に迷ったことは一度もない。人に自分の個を否定されるような疑問視されるような発言をされる度に、自分の性別を迷いそうになる。自分が女性的に生きてこなかったことに後悔し、ほんの少しだけ傷付く。そして、もし私や私の好きなものたちが女の子らしくないとして、女の子らしい/女の子らしくないの線引きって、一体どこでされるのだろうか?女の子らしくなければならない絶対的な理由は、何かあるのだろうか?

こういう場であるから仕方ないのかもしれないけど、女性としてどうだというのではなく一人の人間としてちゃんと見て欲しかった。なんだか女性として大切に扱われるよりも、一人の人間として、そして一つの個性として扱われる方が、もしかしたらずっとずっと難しいのかもしれないな、なんて思っていたのでした。

 

それと同時に、私はこの方の思い描く「女性像」に少しも当てはまらないのだと気がついたのです。この方の中に理想の女性像が確立されていたとして、そこにばっちり当てはまるか、近づいていかない限り、この関係性が進むことも退くこともないのでしょう。友情は育めるのかもしれませんが。いや、モテないし恋愛も相当サボってるし「好きとは…?」という感じで日々生活しているのですが、こういうところで女性らしい/女性らしくないを出してくるってことはさあ、やっぱりさあ、(この方が思う)女性らしい人が好きってことではないですか。ある程度の理想や偶像めいたものがあり、そこに全く当てはまらない私は、もうなんかここに存在する意味すらないってことでしょ?違うの?と、大変申し訳ない気持ちになったのでした。なんか今思えば私が話していたのも、この方の「女の子は話を聞いてあげるもの」みたいな思いがあるからかもしれないね。

 

 こういった、ジェンダー的な「女性はこうあるべきだ」という感覚の問題に、私はいつもぶち当たる。別にどこで出会おうが誰と話そうが、同じようなことを考えてしまうのですが。

 

つまみもなくなり、中ジョッキのビールも飲み干し、なんだか帰るにはちょうどいい気がしたし疲れてしまって「犬の散歩があるから。」とダサすぎる理由で帰宅する夜9時半。「気を付けて帰ってね」「またね」と電車に揺られながら連絡し合うも、多分もう会わないんだろうなあ~と、ぼんやりと思いながら久々のデートが終わったのでした。

 

 

 

 ハア〜

もう本当にすみませんでした。お互い無駄な時間を過ごしてしまった。どうしたらよかったのでしょうか、私は。デートとはどのように行うべきだったのでしょうか、果たして。私の気持ちが少しでも動いたわけではないし、向こうも向こうで私を気に入らなかったのだなあ、例えこのまま何かあったとしても絶対に上手くいかないだろうなあ、ということだけは分かったのですが。

 

いやいや、いいんですよ。顔がかっこいいとか高学歴とか年収が高いとか背が高いとか家系がいいとか次男がいいとか、そういうのどうでもいいんですよ。「どうせバンドマンが好きなんでしょ?」ともよく言われますが、いいんです。バンドマンがいいなんて思ったこと一度もないんです。人前に立つ仕事や肩書きだけに魅力や優越を感じるほど幼くもないんですよ。普通の会社員で、真面目な人でいいんですよ。話がつまらなくてもいいんです。好きなものや趣味があって、ちゃんと自分を持っている人であれば。贅沢は言いません。一緒にお酒飲んで、お互いが面倒臭くならない程度に連絡を取り合って、なんとなく楽しくて、くだらない話をたくさんして、沈黙が楽で、他の女の人と話している姿を見て「あ…なんか嫌だな」とか嫉妬しちゃって気持ちに気付くとかさ〜〜〜そういうのだよ、そういうの〜〜〜そういうのねえのかよ〜〜〜〜おいおいおい〜〜〜〜。

 

 

あれからやはり連絡もなく、「やっぱり駄目だったんだねえ〜」なんて思いつつ今日も合コンだったし。

 

男性陣は「ア〜〜〜〜女に慣れてないのかなあ〜ア〜〜〜」ってくらい喋ってくれなかったので、以前友人から頂いた助言で〆たいと思います。

 

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心に突き刺さるナア〜〜〜

 

てか、みんなどうやって出会ってるの…?教えて……というか紹介して………本当に…。私、男友達ならまあまあいるし、フットワーク軽いからめっちゃ飲みにいくけど出会いとか本当にないんですけど………しかしこうやって婚活・合コンアピールしているとめっちゃ友達がさそってくれるので、頑張りたいと思います…もうすぐクリスマスだしね……諦めてるけど。